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出流山満願寺そば

たかが“そば”

と言っては失礼ですが、

そば打ち職人さんが真冬に滝に打たれ身を清め

冷水流れる川にそばの実を晒し(さらし)

お堂で観音様の前でそばを打ち、護摩を焚いて奉納

までしてしまったそばに強烈な思い入れあるお祭りに行ってきました(^_^)v


※ちなみに、上の写真は寒晒しそばではありません<(_ _)>


先月もそばを食べた栃木県栃木市の山奥にある

出流山満願寺

出流山満願寺

で執り行われた

お祭りテント

出流寒晒しそば祭(いづるかんざらしそばまつり)

歴史あるお寺なので、

「さぞ歴史が深いおまつりなんだろう」

と思いきや、実は第3回(^^ゞ

朝8時半に本堂前に集合し、山道のような参道を登って向かった先が、

大悲の滝

大悲の滝

ここで滝に打たれます。

まず、満願寺の僧侶の方が祈祷され、

僧侶の祈祷1僧侶の祈祷2

次にそばまつり関係者の方や一般の方が滝行。

大悲の滝で滝行1大悲の滝で滝行2

「見ているこっちが寒くなる~」

中には、顔から打たれにいく強者も。

大悲の滝で滝行3

感想を聞くと、

「そんなに水は冷たくなく、気持ちいいもんだよ」
「寒いよ~」

の両極端。

ちなみにこの滝行、一般の方でも参加できます。

僕は滝行に興味はあったものの、風邪っぴきだったので滝行不参加で見てるだけ(^^ゞ

滝行の後は、本堂でそば打ち。

本堂でそば打ち1本堂でそば打ち2

「観音様とみんなが見守る中で打つのは緊張するよね」

さらにお寺の住職さんが護摩を炊き、打ちたてのそばを奉納。

護摩奉納1護摩奉納2

真冬の底冷えする寒さの中、滝行、そば打ち、護摩奉納、どれも“おそば”のためにここまでしてしまう気合いの入り様。

滝行を行った大悲の滝から流れる川にそばの実を入れた袋を並べて冷水にさらす様子も実演。

川にそばの実をさらす1川にそばの実をさらす2

そばの実を冷水にさらされることで、そばの実から甘みが出てくるんだそうです。

このそばの実は、冷水にさらした後、冷風にさらしつつ乾燥させ、2月1日から振る舞われる『寒ざらしそば』になります。

ここまでのおまつり行事のひととおりを見届けた後にいただいたのが、

寒ざらしそば

寒ざらしそばを求める行列1寒ざらしそばを求める行列2

さっき冷水にさらされたそばの実とは別に、予め寒さらしされたそばの実をつかって、その場でそば職人さんが打ってくれた打ち立ての寒さらしそば。

テントの中で打っているそば1テントの中で打っているそば2

屋外の冷え込む最中でも職人さんは、丁寧な仕事をされてます。

と様々なおまつり行事を見届けた後に寒さらしそばをいただきました(^_^)

そば無料券寒ざらしそば

見た目はふつうのそばと何ら変わりません。

寒ざらしそばアップ1寒ざらしそばアップ2

お味は、

「おつゆが塩っぱくてそばの味が分からない(◎o◎;)」

ここまでしてそばに思いを掛けたおまつりをした後、そばつゆの味が塩っぱすぎてしまうとは、ちょっとした“落ち”でご愛嬌(^^ゞ

ここでいただいたのはテント内でつくった即席なので、きっと2月1日からの本番の寒ざらしそばは美味しいと思います。

いただいた寒ざらしそばだけでは量が足りなかったので、満願寺参道にあるおそば屋さん、

そば処さとや

そば処さとや

に入り、五合そばをいただきました(^_^)

五合そば五合そばアップ

透き通るような見た目のおそばは

透き通るそば

「適度のコシと弾力があって、美味しい(^_^)」

滝行やそば打ち奉納、護摩奉納、そばの実を冷水にさらす様子など普段見ることのないいろんなおまつり行事を見られて、最後におそばまで食べることができ、大満足の寒晒しそばまつり でしたo(^o^)o


【出流寒晒しそばまつり データ】
真冬の滝行度 :見ているだけで身震い
寒晒しそば度 :おつゆが...。本番に期待!
五合そば度  :弾力があって美味しいそば
お値段度   :寒晒しそば 0円! 五合そば1,500円
まつりの場所 :出流山満願寺
        栃木県栃木市出流町288
五合そばの場所:そば処さとや
        栃木県栃木市出流町179

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