
教科書にも出てくる群馬県の文化財
富岡製糸場
ここが世界遺産暫定リストに載ったという話を聞き、
「名前は学校で習ったけど、実際どんなところなんだろ?」
ってことで、見に行ってきました(^-^)v
富岡製糸場内には、駐車場はなく徒歩5分くらいのところにある市営駐車場にクルマを停め、てくてく歩いて行くと

赤レンガの巨大な建物が見えてきます。

近づいてみると、
「けっこうデカくて長いんだね」
正門から入ってすぐに見えること建物は、乾燥させた繭を保管していく『東繭倉庫』と呼ばれている建物で、全長がなんと
104.4m!
倉庫入口の上部には、

『明治五年』の文字が。
明治維新から5年でこんな施設を作り上げたスピードに当時の近代工業化へと期待と熱意が感じ取れます。
この建物は、遠目から見るとレンガ造の建物ですが、近くに寄って見ると、


白く塗られた木材の梁と柱が見えます。
つまり、この建物はレンガだけで出来ているのではなく、主たる構造は木造で構成、レンガを積み上げ壁を作っています。
レンガを近づいてみると、

「けっこう形が粗いねぇ」
当時レンガをつくるために埼玉県の深谷から瓦職人を呼んできてレンガをつくらせたんだそうですが、さすがの瓦職人も不慣れなレンガつくりにはさぞ苦労したんでしょう。
ちなみに、レンガの積み方は長辺と短辺を交互に組み合わせて積んでいく『フランス積み』という積み方で、この製糸場を創立当初の指導者がフランス人であったことから、この積み方になったんでしょう。
そんな長大な『東繭倉庫』を横に見つつ向かった先が、『繰糸場(そうしじょう)』。
『繰糸』とは、繭からとった糸を生糸にすることです。


中に入ると、


「おぉ、スゴいなぁo(^o^)o」
清楚な感じさえする白く塗られ建物内部。
通路を挟んで両サイドに並んだ繰糸機械が、工場であったことは理解できるものの、両サイドの機械のその外側にある窓から入ってくる光が強く、室内を明るくしてくれているので、
「薄汚れた工場のイメージとはずいぶん違うなぁ」

天井は、『トラス』と呼ばれる構造で現在では体育館や鉄橋などでよく見掛ける構造形式。
日本語訳では『洋小屋組み』とも言われ、明治以前の日本では無かった小屋組み。
繭を煮て糸を取っていたので、湯気を天井上に設けられた越屋根(こしやね)から逃がすために天井は張られず、また当時照明がなかったことから大きな窓を設けてあるため、工場にしてはやたら明るい室内になってます。

屋根の上にのっている小さな屋根が越屋根。
ただここに並んでいる機械は、創業当時のものではなく、現代のもので、
「当時からこんな精巧な機械を使っていたんだ(◎o◎;)」
と感動していたのに、ちょっとガッカリ。
この富岡製糸場で建物内部をじっくりと見れるのは、ここ『繰糸場』だけで資料室やミュージアムショップとして一部使われているになっている『東繭倉庫』だけ。
あとは外観のみ。




もう少し建物内部を見て廻れるのかと期待していたので、期待はずれ(x_x;)
確かに古い建物で歴史的価値はあるし、世界第2位のGDPを誇る先進国へと突き進んだ日本の企業文化(日本にはなかった週休制の導入や賃金体系、雇用体系など)の発祥の地としての位置づけは理解出来ますが、
「別に世界遺産にするほどじゃないなぁ」
残念ながら、オーラというか迫力というか『世界遺産』たる風格は感じられませんでした。
『世界遺産』は、守るべき世界的遺産であるべきなのに、町おこしのきっかけになっているのがなんとも...。
日本には富士山や伊勢神宮など先に世界遺産にすべきものがあるんだけどなぁ。
追記:ここ富岡製糸場近くにあるをこんにゃくパークを訪れたときのブログ記事はこちら
こんにゃくパーク こんにゃく無料食べ放題な富岡製糸場近くの新名所
評価は



の5段階です

赤レンガの巨大な建物が見えてきます。

近づいてみると、
「けっこうデカくて長いんだね」
正門から入ってすぐに見えること建物は、乾燥させた繭を保管していく『東繭倉庫』と呼ばれている建物で、全長がなんと
104.4m!
倉庫入口の上部には、

『明治五年』の文字が。
明治維新から5年でこんな施設を作り上げたスピードに当時の近代工業化へと期待と熱意が感じ取れます。
この建物は、遠目から見るとレンガ造の建物ですが、近くに寄って見ると、


白く塗られた木材の梁と柱が見えます。
つまり、この建物はレンガだけで出来ているのではなく、主たる構造は木造で構成、レンガを積み上げ壁を作っています。
レンガを近づいてみると、

「けっこう形が粗いねぇ」
当時レンガをつくるために埼玉県の深谷から瓦職人を呼んできてレンガをつくらせたんだそうですが、さすがの瓦職人も不慣れなレンガつくりにはさぞ苦労したんでしょう。
ちなみに、レンガの積み方は長辺と短辺を交互に組み合わせて積んでいく『フランス積み』という積み方で、この製糸場を創立当初の指導者がフランス人であったことから、この積み方になったんでしょう。
そんな長大な『東繭倉庫』を横に見つつ向かった先が、『繰糸場(そうしじょう)』。
『繰糸』とは、繭からとった糸を生糸にすることです。


中に入ると、


「おぉ、スゴいなぁo(^o^)o」
清楚な感じさえする白く塗られ建物内部。
通路を挟んで両サイドに並んだ繰糸機械が、工場であったことは理解できるものの、両サイドの機械のその外側にある窓から入ってくる光が強く、室内を明るくしてくれているので、
「薄汚れた工場のイメージとはずいぶん違うなぁ」

天井は、『トラス』と呼ばれる構造で現在では体育館や鉄橋などでよく見掛ける構造形式。
日本語訳では『洋小屋組み』とも言われ、明治以前の日本では無かった小屋組み。
繭を煮て糸を取っていたので、湯気を天井上に設けられた越屋根(こしやね)から逃がすために天井は張られず、また当時照明がなかったことから大きな窓を設けてあるため、工場にしてはやたら明るい室内になってます。

屋根の上にのっている小さな屋根が越屋根。
ただここに並んでいる機械は、創業当時のものではなく、現代のもので、
「当時からこんな精巧な機械を使っていたんだ(◎o◎;)」
と感動していたのに、ちょっとガッカリ。
この富岡製糸場で建物内部をじっくりと見れるのは、ここ『繰糸場』だけで資料室やミュージアムショップとして一部使われているになっている『東繭倉庫』だけ。
あとは外観のみ。




もう少し建物内部を見て廻れるのかと期待していたので、期待はずれ(x_x;)
確かに古い建物で歴史的価値はあるし、世界第2位のGDPを誇る先進国へと突き進んだ日本の企業文化(日本にはなかった週休制の導入や賃金体系、雇用体系など)の発祥の地としての位置づけは理解出来ますが、
「別に世界遺産にするほどじゃないなぁ」
残念ながら、オーラというか迫力というか『世界遺産』たる風格は感じられませんでした。
『世界遺産』は、守るべき世界的遺産であるべきなのに、町おこしのきっかけになっているのがなんとも...。
日本には富士山や伊勢神宮など先に世界遺産にすべきものがあるんだけどなぁ。
追記:ここ富岡製糸場近くにあるをこんにゃくパークを訪れたときのブログ記事はこちら
こんにゃくパーク こんにゃく無料食べ放題な富岡製糸場近くの新名所
富岡製糸場 データ
- 歴史度 :
近代工業化の礎的存在
- 見応え度 :
繰糸場は見る価値あります
- 世界遺産度:
世界遺産でなくても
- お値段度 :
見学料500円。別途駐車場代が掛かります
- 場所 :富岡製糸場
- 住所 :群馬県富岡市富岡1-1
評価は





コメント
コメント一覧 (6)
これを見て、余りの人の多さと各所の行列に耐えてのレポートに感激したのでした。
暫く経って落ち着かないとなかなか行く勇気が持てません(笑)
富岡では何かうまいものを見つけたのでしょうか?
気になる…
さっき見てましたアド街。
実は先週の水曜日に行ってました、越谷レイクタウン。
奥様が「IQの乗ってみたい」というのでレイクタウン内にあるトヨタで乗る(といっても展示車に乗っただけですが)目的で。
そのときビックリしたのが、人の少なさ。スカスカでした。
平日はエッと思うほど人が少ないです。
富岡で食事はせずに、横川で定番の峠の釜飯を食べました(^o^)
高弁との弁当商争がドラマになったことも有ったんですよ。
レイクタウンは番組を見る限りでは、とても混んでいたので腰ぐだけになっていましたが(笑)
実は、レイクタウンよりも気になっているのはスープカレーです(笑)
やはり何かの旅番組で、札幌のスープカレーを放映していました。なんでも札幌には200店ものスープカレー屋さんが有るのだそうです、そんなテレビを見たから余計に気になってます。
バイクで行けばすぐなのでしょうが、なかなか腰が上がらなくて…
釜めしは、電車が廃線で新幹線になり、自動車社会に移り変わっても、売り続けられている商魂と先見性には、ある意味感動します。
レイクタウンのTV取材が昨年末だったのかもしれません。年明けの平日に行くととっても静かです。
レイクタウンよりもモラージュのスープカレーの方をオススメします。
是非食べてみてください(^o^)
海外駐在をしていたので全く知らずにいました。
停車時間が長くて、弁当売りのオジサンがタスキに掛けた箱にたくさんの釜めしを窓越しに売っていた姿を今でも思い出せます。
釜めしの容器を持ちかえりガス台でままごとのようにご飯を炊いた事も有ります(笑)
新幹線になり、高速道路が開通し峠のドライブインも昔の賑わいは無くなっているのでしょうね。そうなると行ってみたくなるのはなぜなんでしょうね…
ドライブインですが、実は繁盛してます。
お店がリニューアルされオシャレになって人もいっぱいで釜飯食べに行った当日は生バンド演奏もやってました。
「廃線になって名物駅弁が消えていく」的なありがちなストーリーではなく、したたかに商魂たくましく繁盛してます。
その変貌ぶりを見に行っても面白いかも(^o^)