前回の石見銀山 間歩編に引き続き、石見銀山ネタ。
龍源寺間歩よりバスで戻ってきて、今度は大森の町並みを散策しました。
世界遺産に登録されたのは、
『石見銀山遺跡とその文化的景観』
ってことで、銀山の遺跡以外にも、この大森の町並みや前回出てきた『羅漢寺』など銀山の産業に関わったものも世界遺産に登録されています。
なので、この町並みは世界遺産ってこと。
「世界遺産っていわれると、ちょっとどうかなぁ」
日本各地にある古い町並みと比べて、『世界遺産』といえるほどには見えなかったです。
が、なかなか雰囲気ある町並みであることは確か。
この町並みの特徴は、
石州瓦を使った赤茶色の屋根
日本海の厳しい冬の気候に耐えるために、一般的な黒い日本瓦よりも高温で焼き上げたのが、石州瓦。
色が赤茶色しているのも、石州瓦の特徴でもあり、石見をはじめ島根県でよく見られます。
町を歩いていると、目にするのが、
天領
の文字。
『天領』とは江戸幕府の直轄領のことで、関ヶ原の戦い以後、徳川家康は石見銀山を直轄領としていました。
そんな大森の町を歩いていると
「俗化されていなくて、落ち着くなぁ」
世界遺産フィーバーで、歩いている人は多いものの、質素で落ち着いた雰囲気はいいです(^-^)
でも、よくよく見て行くと、
プチ観光地化
されていて、面白ネタがあったりします。
普通の民家に見えるけど、実は銀行(^-^)
石見銀山大森郵便局という名前は日本一長いんだそうです(^-^)
旧裁判所には、人形が置かれ裁判の風景が再現されていたり、
昔ながらの床屋さんの風景が残っていたりしています。
『世界遺産』として見ると厳しいけど、
石州瓦など石見の地域色の出ている
ところや、
保存状態がいい(観光地化・俗化されていない)
点からすれば、見所あるツーリングポイントだと思います。
石州瓦度 :赤茶色の屋根が目に新しい
保存度 :昔ながらのまま雰囲気いい
世界遺産度:ピラミッドやマチュピチュと同格にするには
場所 :島根県大田市大森町
評価はの5段階です
コメント
コメント一覧 (2)
写真楽しみましたよ!
蝋人形まで(笑)
なるほど。
日本にいて、古い町並みはツーリング先でよく見ているので、さほど感動は無かったんですが、日本を離れていると、こんな古い町並みに惹かれるようになるんですね。
もっともこの町は、世界遺産に登録されたので、これから数年で大きく変わるのかもしれません。