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日本の世界遺産 に参加中!
石見銀山01石見銀山11







今年の7月にユネスコの世界遺産に登録されたばかりの

石見銀山

「いしみ」と読まず「いわみ」と読みます。

世界遺産といえば、「屋久島」「法隆寺」「姫路城」「原爆ドーム」「白川郷」などなど世界に誇るべき蒼々たる地名・建築が思い浮かびますが、

「石見銀山って、どこ?」

もっとも関東の人間からすれば、

「島根県ってどこ?」

って状態ですが(^_^;)

「聞いたこと無いような場所が世界遺産に登録されたってことは、さぞ凄いところなんだろう」

と想像し、

「じゃ、見てみたいo(^-^)o」

ってことで、行ってきました。

広島市内で宿泊し、中国道・浜田道・国道9号と走り継ぎ石見へ。

この地方の名物が

鳴き砂

と、とっても地味な観光地だった場所に、『世界遺産』という偉大な肩書きの付いた文化財の登場で、

町中大騒ぎ(^o^;)

『世界遺産』になりたてで、まだ案内看板や観光施設が整備されていないけど、大混雑で交通規制はバッチリされていて、

「どこにバイクを止めていいのか分からない(?_?)」

ような状態。

なんとか駐車場を探し、バイクを止め、とりあえず山道っぽい道を歩く。

石見銀山22







「この道で合っているのかなぁ?」

「結構歩くねぇ(^_^;)」

今夏の記録的な猛暑の中を汗だくになりつつ歩きついた場所が、

羅漢寺

石見銀山09石見銀山10







「へぇ〜(^O^)」

と外から見つつも、拝観料500円と高く(-.-;)、中には入らず、先に進む。

しばらく行くとバスが停車していて、人が乗り切れないほどのすし詰め状態(☆o☆)

「このバスどこに行くんですか?」



「龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)だよ。」

と聞き、

「乗ります!」

混み合っているバスに無理矢理乗り込み、龍源寺間歩へ。

間歩(まぶ)

とは、銀を採掘するために掘られた坑道のことで、現在一般公開されている間歩は、この龍源寺間歩だけ。

この龍源寺間歩は、2ヶ所入口があり、通り抜けることが出来ます。

バスが細い道をゆっくり進み、龍源寺間歩の入口に到着。

石見銀山08石見銀山07







龍源寺間歩の見学料400円を払って、いよいよ銀山坑道の龍源寺間歩に潜入o(^-^)o

中に入ると、天井はかなり低く、薄暗く、ひんやり。

猛暑で体が火照っていたのが冷やされて

「気持ちいい〜(^-^)」

間歩の様子を紹介したいですが、暗すぎて、写真が撮れませんでした<(_ _)>

間歩を進んで行くと、脇に細い穴が掘られていて、

「こんな細いところを掘り進んでいたんだ、スゴい(◎_◎;) 」

石見銀山01石見銀山02







人ひとりが通るのもままならないような狭さの穴が、いくつも掘られていて、

「銀に対する凄まじい執念(◎o◎;)」

そんな銀発掘跡を見ながら進むと、左に直角に曲がる場所に出て、そこからは地下道のように整備された道に。

石見銀山03







ここでは、石見銀山の歴史などが展示されていて、チラッと見ながら歩いて行くと、出口。

石見銀山04







ここから、再びバスに乗るためにバス停へ向けて歩き。

その途中にも、間歩の入口が見え、

「たくさん掘ったんだねぇ。」

石見銀山05石見銀山11







「これって、どうやって掘り進んだの?」

石見銀山06







高さ30cmぐらいしかいない小さなものも。

帰りのバスに乗って、バスの運ちゃんが、

「今まで1日10人ぐらいしか乗せたことなかったのに、今では2000人は乗せてる。」

「食事の時間どころか、トイレに行く暇さえ無いぐらいにバスを運転させられている。」

「あるお宅で『トイレ貸して下さい』って言われて貸したら300人入ってきた。」

「地元の人が『観光客はたくさん来てるけど、私のところには還元されてない』って言ってる」

「おばさんが『なんで大勢の人に私の下着を見せなきゃいけないの』って怒ってる」

などなど、地元の人たちの話を運転中にしてくれました。

まさに、

世界遺産狂想曲に踊る町

でも、『世界遺産』って、人類にとって保存すべき自然や建造物を守るためのものであって、観光地化するためのものではないんだけど、ここではすっかり

町おこし

になってます(^^ゞ


混雑度  :大混雑(@_@)
間歩度  :銀への執念を感じます
世界遺産度:世界遺産にするほどでは
場所   :島根県大田市大森町


評価はの5段階です