ブログネタ
東京のおすすめスポット に参加中!
東大名誉教授安藤忠雄設計コンクリート打放し表参道ヒルズ1東大名誉教授安藤忠雄設計コンクリート打放し表参道ヒルズ2







東大名誉教授安藤忠雄設計コンクリート打放し同潤会跡地表参道ヒルズ3東大名誉教授安藤忠雄設計コンクリート打放し同潤会跡地表参道ヒルズ10







東京のファッションストリート「表参道」。
その表参道に同潤会アパートという古いアパートがありました。
ツタが絡まり風格さえ感じるそのアパートの外観は表参道の街並みの雰囲気を形作り、表参道の象徴的な存在。

同潤会とは、
大正12年関東大震災の復興事業として震災で被災した方々への住居供給を目的として大正13年に財団法人同潤会として設立された政府の外部団体のことです。

同潤会アパートは表参道(青山アパート)以外にも東京都内各所に建てられました。
当初の住宅供給としての役目を果たした後も表参道の顔として生き続けてきましたが、築年数が70年を超え押し寄せる老朽化には耐えきれず、惜しまれつつ解体されました。

その同潤会アパート跡地に出来たのが

表参道ヒルズ

です。
そして新しい表参道の顔となるべく表参道ヒルズを設計したのが、

建築家・安藤忠雄

安藤忠雄さんは工業高校卒にも関わらず、独学で建築を勉強をされ東大名誉教授まで駆け上がった日本を代表する世界的な建築家。
僕が建築の道を志すきっかけも安藤忠雄さんの「水の教会」を雑誌で見てからなんです。
「水の教会」以外にも名作・駄作(ごめんなさい)を連発し、日本の建築デザインを引っ張ってきた人物です。

安藤忠雄さんの設計といえば、なんといっても

コンクリート打放しの壁

コンクリートを打った(コンクリートを固めることを「打つ」といいます)のまま壁を建物の外観・内観にすることが、安藤忠雄氏の得意技。
表参道側は、ガラス身にまとっていますが、裏側はコンクリート打放しの壁
東大名誉教授安藤忠雄設計コンクリート打放し同潤会跡地表参道ヒルズ7東大名誉教授安藤忠雄設計コンクリート打放し同潤会跡地表参道ヒルズ8







高速道路やダムのような荒々しく暴力的なコンクリートと同じ材料を使っているとは思えぬ、なめらかで繊細さな壁が外観になっています。

同潤会アパートの名残りとして、一角に同潤会アパートが再現されています。
東大名誉教授安藤忠雄設計コンクリート打放し同潤会跡地表参道ヒルズ4







窓は木製サッシ
東大名誉教授安藤忠雄設計コンクリート打放し同潤会跡地表参道ヒルズ5







なんと物干竿を掛ける金物まであります(笑)
東大名誉教授安藤忠雄設計コンクリート打放し同潤会跡地表参道ヒルズ6







ライブドアショックがあって、六本木の「ヒルズ族」のイメージが落ちてきたタイミングで、新しい「ヒルズ」が出来るなんて皮肉なもんですね。
こちらの「ヒルズ」もなかなかの金額で、

1ルームで月70万円!(◎o◎;)

30日で割ると1日あたり2万3千円!!
高級ホテル並みの家賃です。
残念ながら家賃は同潤会の再現とはならなかったようです。
70万円って世界一高いワンルームでは?
どんな人が借りるんだろう?

まだ工事中ということで、外観しか見れなかったのでオープンしたら中を見に行こうと思ってます。
ちなみにこの表参道ヒルズは高さを抑えるために地下6階という深いつくりになっています。
中も繊細なコンクリートの壁で空間が構成されていることでしょう。

早く中の吹き抜けを見てみたいですo( ^_^ )o

ぜひ表参道ヒルズが同潤会アパートに代わって新しい表参道の顔になってほしいものです(^-^)

表参道ヒルズは2月11日にグランドオープン。

表参道ヒルズ本体は工事中でも、隣接する公衆トイレもすでにオープンしていました。
東大名誉教授安藤忠雄設計コンクリート打放し同潤会跡地表参道ヒルズ11







中は案外普通(^^ゞ

オープン後の表参道はこちらに書きました。
良かったら読んでくださいね。

外観度 :表参道側は案外地味にも見える
打放し度:繊細なコンクリートの壁はさすが!
顔度  :表参道の新しい顔になってほしいです
場所  :東京都渋谷区神宮前4-12-1他

評価はの5段階です