東京池袋駅から歩いて10分弱の静かな住宅街の一角に、広い庭にレトロチックな建物が建っています。
建物の名前を
「自由学園 明日館(みょうにちかん)」
といいます。
設計は近代建築の3大巨匠のひとりで日本では旧帝国ホテルなども手掛けた
フランク・ロイド・ライト
京都の平等院鳳凰堂(10円玉の建物)を連想させる左右対称のスタイルで、全体の高さを低く抑え子供が学校として使うに相応しいコンパクトな大きさになっています。
設計は建物にとどまらず、子供たちの使うイスや机にまで及んでいて、自由学園という名前にふさわしいデザインが随所に見ることが出来ます。
大正時代に造られたとは思えないようなモダンなデザインは、現代のスタイルとしてみても洗練されています。
現在は学校としての役目を終え、イベントや講演などの場として活躍しています。
月に数日一般に開放され、中を見学することが出来、ホールではコーヒー、紅葉を頂くことも出来ます。
ただし、国の重要文化財に指定されているので、タバコは吸えません。
建築に詳しくない方でも、洗練された建物とゆるやかに流れる時間を味わい楽しむことが出来る名建築です。
建築関係者には、近代建築の巨匠の力をまざまざと見せつけられる建築であり、フランク・ロイド・ライトの建築が日本で見られるという貴重な存在でもあり、必見です。
写真左上:明日館の外観
写真左下:建物玄関
写真右上:ホール
写真右下:食堂
デザイン度:大正時代とは思えないほど洗練
巨匠度 :さすが巨匠。圧倒されます。
値段 :見学400円。喫茶付見学600円。
ぜひ喫茶付きにして、紅茶を飲みながら素晴らしい空間を味わって下さい。
また、見学日が限られているので、自由学園明日館のHPで日にちを確認してください。
場所 :東京都豊島区西池袋2-31-3
評価はの5段階です
コメント
コメント一覧 (2)
「自由学園 明日館」ですか。
学生時代池袋を経由して十条まで通っていたのですが、存在すら知りませんでした。
地図を見ると山手線の線路に近そうですね。
まだ埼京線が赤羽線だった頃は新宿から池袋まで山手線に乗ってました。いつも進行方向左側(山手線の外側)のドアにへばりついていたので、ひょっとすると見ているのかも?
う〜ん。なぞなぞの答えが気になるっ。
線路と近いところにありますが、残念ながら山手線からは見えません。
目白の高級住宅地の中にあって、いいところです。
なぞなぞではありません(へんな書き方してごめんなさい)。