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沈下橋1沈下橋2







昨日は四万十川のダムについて(法律的には)ダムが無いことが最後の清流と呼ばれる理由のひとつになっていることを書きました。
もうひとつ最後の清流と呼ばれる理由として沈下橋(ちんかばし、ちんかきょう)があります。
沈下橋とは大水のときに水面下に沈むように作られた橋で、流木などがひっかかって壊れるのを防ぐため欄干が無いのが特徴です。
沈下橋は四万十川だけ特有の橋ではないのですが、四万十川に多く掛かっているので、四万十川沈下橋のイメージがあります。

この欄干が無いのつくりは、沈下橋という呼び名以外に

潜水橋(せんすいきょう)
潜り橋(もぐりばし)
冠水橋(かんすいきょう)
地獄橋(じごくばし)
潜没橋(せんぼつきょう)
流れ橋(ながればし)
沈み橋(しずみばし)
親水橋(しんすいきょう)
と全国でいろんな呼び方がされています。

クルマ社会の現代にとって沈下橋という橋のつくりはクルマの転落事故が起き易く、また大水のときは渡ることが出来ないので橋の先の集落が孤立するというマイナス面がありますが、これほど風景にとけ込む人工物はないと思えるほど、川の風景に必要な存在になってます。
豊かな自然の中を流れる四万十川の景色は見ていて気持ちがいいんですが、沈下橋が風景に入ってくると自然と人がうまく共生している感じを受けます。
もっとも原始的な橋の形が「自然を壊していません」という安心感につながり、最後の清流というキャッチフレーズが似合う風景になります。
地元の方々には不便な橋かもしれませんが、四万十川にはなくてはならない存在なので、いつまでの残してほしいです。

このブログを書くにあたり下記のホームページを参考にしました
四万十川沈下橋一覧表
潜水橋に市民権を

上の写真がどこの沈下橋だったか忘れてしまいました(^。^ゞ
上の写真を撮るのにバイクを橋の上において川岸まで走っていって、撮ったら急いで戻ってきてなんてやっていたので、疲れました(;^。^A

景観の見応え度 :原風景といえます
保存してほしい度:四万十川になくてはならない存在
場所      :高知県四万十市ほか
評価はの5段階です