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室町時代という大変古くから発展してきて、現在でも昔ながらの町並みが楽しめる町
今井町(いまいちょう)
情緒たっぷりの町並みを堪能できます(^o^)
この町の特徴が2つあって、ひとつは
規模がひたすらデカイ!
東西600m、南北310m、約500軒が江戸時代からの建築様式を残す建物の集まりなので、見応え十分(^o^)
そしてもうひとつの特徴が、
現在も生活の場として使われている
現代でもこれほどの規模で古い町並みが現存し、しかも多くの方々が住まわれている町は日本中他にはありません。
○○宿といった、古くは街道筋の宿場町に残る古い町並みは全国各地に点在していますが、『住居』というより『観光資源』的な場所が多いのが実情で、意地悪な言い方をすると、
映画村のセット
のような見た目はきれいだけど、生活感に欠如した光景となっているところが多いです。
ところが、今井町は『現役の町』で生活感を感じることが出来ます。
キレイな建物ですが、軒先にゴミ袋が置かれていたり(^^ゞ
郵便局の方が配達してたり、
住人の方々を見掛けたり、
ささやかながら、緑が植えられていたり、
商店の看板や登りが出ていたりと、今に生きる『現役』の町としての風景が目に入ってきます。
建築関係の仕事をしている僕の信条として、
「使われてこそ建築」
があります。
バイクやクルマなどの機械モノも同様に、キレイに磨かれ展示されているモノより、現在でも使われ続けて続けているモノの方に魅力を感じます。
人々に使い続けられる魅力を持つ町並み
現役であり続ける力強さを秘める町並み
これが、今井町の最大の魅力です。
町の規模が大きいので、通りによって電柱の地中化されているところと、そうでないところでも風景が変わります。
電柱が地中化されて、スッキリにしている通りと、
電柱が立ち、雑然とした通りがあります。
また、家々をよく見て行くと、デザインに凝った場所があっりして、見ていて飽きないのもここの面白さでもあります。
この酒屋さん(河合家)を正面から見ると、
2階の窓(虫籠窓 (むしこまど))のデザインが色々だったり、
ここのお宅の虫籠窓は、
スペードのマークみたいなデザイン入りです。
ほかにも、
家紋入りなどいろんなデザインがあって、商人町らしい心意気を感じます(^-^)
幾つかの建物は内部も公開されていて、中にはこんなかまども。
一般的には、かまどは壁にくっついたものが多いですが、ここのかまどは台所の真ん中にあって家族の顔を見ながら料理を作ることが出来ます。
「対面キッチンだね(^-^)」
現代の住宅でよく使われるキッチンのスタイルが、既に使われていたことにビックリ。
そんな、見れば見るほど面白いところが出てくる今井町の町並み。
いつまでもこの光景が残っててほしいと思う、素晴らしいツーリングポイントでした。
こんな大きな町並みを見て廻るには、原チャリクラスであれば乗りながら見て廻ることも可能ですが、大型バイクでしかも2ケツだったので、近くの華甍(はないらか)という今井町の資料館の駐車場にバイクを止めて歩いて見て廻りました。
バイクでも交通の邪魔になるほどの道幅の狭さなので、歩きが向いています。
駐車場は無料です(^-^)
ホームページに今井町の画像を追加しました。
SkyBlue
【今井町 データ】
町並み度:風情があっていいところです
規模度 :日本有数の大きさ
お散歩度:見所満載で楽しいお散歩
駐車場度:0円(華甍(はないらか))
場所 :奈良県橿原市今井町
評価はの5段階です
コメント
コメント一覧 (10)
橿原市は桜井のお隣ですよねえ?
山之辺の道とか、三輪神社とかよく行った時期があったので、なんとなく標識に橿原の文字をみたような記憶があります。
中央道>名古屋>名古屋の首都高>亀山>国道25号>天理>国道169号>桜井
という感じでCB1000SF(レンタルバイク)で何度か行きましたー
橿原市今井宿みたいなところは、自分の家が文化財だからかまど壊せないで嫁が苦労する、みたいな話しを聞いたことありました。
しかし、どういう生活がそこにあるのか?民族学的に興味わきますね。
東から名阪国道経由ですね。
文化財だからかまどは壊せないですが、今どきかまどを使って料理はしないでしょうから、別の場所にキッチンを設けるんでしょうね。
何より環境問題が取りざたされている時代ですから「壊す」発想より「活用する」発想に切り替えないといけないですね。
悪いのですが・・・
大笑いしました。
面白いからブログに載せてくれ!と頼んでいたのですが、許可が下りません。(笑)
かまどで新米でおいしい季節となりました。
ではでは。
一般的な住宅のような、キッチン・ダイニング・リビングとはいかなくても、考え方次第で食事をする場所はつくれたりしますよ。
ありがとうございます。
>「壊す」発想より「活用する」発想に切り替えないといけないですね。
ミクロ的に私も中古住宅のへーベルに住んでます。いつか外壁からリホームしなくてはならないな、とは思っています。
多分この家は、普通の住宅だったら年月の経過で壊されている可能性が大きいと。
家を建てるのが人々の夢なんですけど、従兄弟や友達が家を建てたからと(地方都市なので建てやすい)お邪魔すると、なんか個性がないっていうか、使ってる材料みて「え?こんなのが夢で」と率直思えてしまうのですよ。
それで一生終わって行くのか?と・・・
こんなもん作って土地に束縛されるなら、ソフト(知的財産)を充実した方がよくないか?
と。
(秘密のコメントがないので失礼します・・・)
千葉方面バイクなどで巡ってみると、これ企業秘密ですけど(?)藁葺き屋根の建築物が未だに有効である所があるのが、なんともいいです。
なんとなくでも今井町の良さがお伝えできれば嬉しいです(^-^)
僕の仕事が注文住宅の商品企画なので、「え?こんなのが夢で」という感覚は身にしみて理解しているつもりです。
団塊世代時代と違い、現在は家を建てても少子化で土地や住宅の需要は減り、資産価値は目減りしていく一方だし、給料のアップもさほど期待できないので、家計にはかなりの負担が掛かってきます。
あるのは、子供が巣立つまでの期間、家族がどれだけ楽しく充実した時間を過ごせるか、という部分においての価値です。言われているソフト(知的財産)と近い感覚だと思います。
「家」に求められる本質は「子育て」なので、8歳の小学生が大学を卒業する22歳までの10数年の短い期間の子育てのための舞台に35年ローンを払い続ける価値があるのか?というのが、現代の家づくりに求められているきつい課題であり、その課題を乗り越えるのが僕の仕事でもあります。
そんな中で、室町から住み継がれている今井町には、家づくりのヒントをたくさん見つけることができます。
記事で書いた「かまど」ですが、今よりも火事による危険が大きい時代にあっても、家族とコミュニケーションを取りながら料理をつくることを優先したことなど、時代を問わず家族の絆を感じさせる道具です。
土地に縛られ、住宅ローンに縛られても、欲しい家。
その答えを探しながら古い町並みを見ると、見え方・見方が変わりますよ
ライブドアブログ初心者です。これから記事を参考にさせてください。
僕もバイク乗ってます。
グルメバイクいいですね
今後も訪問させていただきますのでよろしくお願いいたします。
いい町ですよ。
ブログ拝見させていただきました。
「必要とされていないものは消える!」
うーん、重い言葉ですねぇ。
僕のいる住宅業界も風雲急を告げ、バッタバッタと消えていっています。
本質が求められる時代なんですね。
頑張らなくちゃ。
また遊びに来てくださいね。
尾道は行ったことありますよ。
細い道をバイクで走って、階段はバイクを降り歩いて、と散策しました(^-^)