まだ高速道路の2人乗りが禁止されていた頃の話。
瀬戸内海に掛かる第3の橋
しまなみ海道
前々から
「渡ってみたいなぁ」
と思っていた橋でした。
理由は、
『しまなみ海道』という名前の響きがいい
ことや、
島々に橋が掛かっている姿
に加え、
徒歩や自転車でも渡れる
ところ。
奥様が
「四国に行ってみたい!」
「じゃ、しまなみ海道を渡ろう!」
ということで、しまなみ海道を目指し、奥様と四国ツーリングに行きました。
が、しまなみ海道は高速道路なので、当時は
2ケツで走ることが出来ません(T-T)
仕方ないので、しまなみ海道が掛かる大三島へは広島県の竹原からフェリーで渡り、大三島で一晩キャンプ泊した翌日自転車を借りてしまなみ海道を渡ることにしました。
大三島は瀬戸内海の島々の中では大きい方で、1つの島に2つの道の駅があります。
共にレンタサイクルが用意されていますが、しまなみ海道に近い
道の駅 多々羅しまなみ公園
で借りました。
道の駅の近くにしまなみ海道のインター
大三島IC
があり、そこからしまなみ海道に入ったんですが、いきなり問題!
「登りが長くてキツい(*_*)」
普段、高速道路を走る時はバイクかクルマなので気にすることは無かったんですが、
「高速の出入口の坂って結構高低差あるんだなぁ」
特に海面近くから、島々を結ぶ橋までなので高低差はかなりありました。
ハァハァ言いながら登りきると、もう汗だく( ̄O ̄;
「おぉ、スゴい(^O^)」
瀬戸内海の島々が浮かぶ見事な眺め。
キレイな景色を見ながら、橋を進んでいくと、橋脚の所に何か書いてある。
見ると
多々羅大橋鳴き龍
ここで手をたたいてみてください。ふしぎなことが起こります。
と書かれています。
手を
「パン」
と叩くと
「パン、パン、パン」
と橋脚の間に音が反響しながら駆け上がっていきます。
2本の橋脚が上にいくほど間隔が狭まっている形状をしているので、橋脚間を音が反射して上に伝わっていくようです。
「おぉ、スゴい(^O^)」
「確かに鳴き龍だね」
駆け上がっていく音に感動(^O^)
この『鳴き龍』を聞くには、多々羅大橋の歩道を渡らないと体験出来ません。
歩道を通れるのは、徒歩、自転車、原付のみ。
「自転車で渡ってちょっと得した気分だね」
2ケツ禁止だったからこそ出来た体験でした。
鳴き龍を体験した後は、汗だくだったのが嘘のように軽やかに橋を渡りました。
眺め度 :橋上からの眺めは最高
鳴き龍度:ちょっぴり得した気分
値段 :多々羅大橋の通行料:100円(自転車)
場所 :愛媛県今治市
評価はの5段階です
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